クラウンメロン品評会に潜入!

クラウンメロン品評会に潜入!

ギフト部 畑谷です。

静岡が世界に誇るマスクメロン👑クラウンメロン👑のすごさをお伝えする レポート第二弾!

今回は、クラウンメロン支所が年3回、支所所属生産者全員参加(!)の元で行なっている『品評会』についてお伝えしたいと思います。

第一弾でもお伝えした 凄い『クラウンメロン』ですが、その品質を高く保つための施策として、春、夏、秋、冬 各作期のナンバーワンを決める品評会が行われています。

その品評会、私 畑谷は、一般参観として見に行ったことはありましたが、22年の秋作時に、なんとついに審査員として呼んでいただいて参加してきましたのでその様子をお伝えしたいと思います(^^)/

品評会 開場。こちらは食味チェックの様子。
この時はまだコロナ禍だったので審査員は
フェイスシールド着用しています。
マスクをしてると食べられませんので👋
ワタクシ畑谷もチェックしてます!
こちらは外観チェックの様子。
100点満点で点数をつけています。

 



【品評会とは?】

そもそも品評会とは?その字の通り、品質を評価する催しで、所属する生産者さん213名(2024年5月末現在)全員が参加して行われます。

参加者はメロン6玉入のケースを2箱提出し、まずは4つのブロックで予選が行われます。そこで213名から上位40名に絞られ、選ばれし40名のメロンを、さらに食味、外観の2つの観点から審査員に審査してもらい、最上位の“優等賞”を筆頭に上位16名が決定される というものです。

 

【その品評会に 実際に参加してきました!】

品評会の審査員は15名ほどで、クラウンメロン支所長、副支所長をはじめ、青果仲卸、果物の小売店バイヤー、ホテルのシェフ、クラウンメロン生産に関わる資材屋さんや、肥料屋さんなど、いろんな形でクラウンメロンと関わっているいろんな分野の方が審査員として参加されています。

会場に集められた40名の生産者さんのメロンは、それぞれ6玉ずつ、そのうちの1玉は半分にカットされた状態で、生産者名は伏せて展示されていて、その1つ1つを見ながら、まずは外観の審査が行われます。

↓外観の審査の様子

玉の形(球に近い美しい形かどうか)網目の具合・はり方、ツルの形も含む全体の形、果肉の色、など、見た目から100点満点で点数をつけていきます。

次に試食をしてみての食味の審査です。

甘さ、香り、食感、などを、こちらも100点満点で評価します。

 

この食味チェックのときに、1つすごく驚いたことがあって。

正直、品評会上位にくる人たちのメロンなので、糖度が高いことは前提だろうな・・・と思うと、40個のメロンに点数をつけるのにあまり自信がありませんでした。。そんなに違いが分かるんだろうか・・・というのが不安で(^_^;)

でも、食べてみたら、甘さはやっぱり想像通り、どれもレベルが高かったのですが、そんなハイレベルなメロンでも、こんなにそれぞれ違うの!?!?と思ったのが、”香り”でした。 

驚くほどにそれぞれのメロンで違っていて、表現が難しいのですが、マスクメロンの香りは前提として、はちみつみたいな香りのするものや、きのこのような香りのするものがあるかと思えば、純粋に王道メロンの香りが強いものなど、ほんとーに1つとして同じものがなく、全然違う香りがするのがとっても不思議でした!これも、こんなにたくさんのメロンを一度に試食できるからこそできる経験で、本当に本当に貴重な体験でした。

そしてもう一つ、品評会に参加して心に強く残ったもの、それは、『作り手の想い』でした。

この時優等賞を受賞された 『松山昌弘』さんの受賞スピーチでは、収穫に至るまでの様々な試行錯誤が語られていましたが、『作物を作る』とは、(特にこんな難しいマスクメロンを作るとは)本当に一作一作が同じでなく、全然違っていて、そんな流動的な条件の元で一定のクオリティを維持して作り続けることのすごさ、その情熱に心を強く強く打たれました。

優等賞を受賞した松山さんのメロン



そしてこの素晴らしいメロンを販売するものとして、少しでもその想いを一緒に伝え、広められたらとまた決意を新たにしたのでした。

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